INSANETOYS 2005 NewBoard

2004年11月18日 at 12:40 PM


INSANE TOYSの今年のボードラインナップに中で気になる一品がある。
以前この記事でパウダー用ボード キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!と先走ってしまった上に「大量生産メーカが作ったって絶対採算取れないもん」とかのたわった訳だがさすがはフランク。作ってしまったよ。

まぁ微妙にスワローテールになっている(気がする)。図面にスワローテールって書いてあるし完全にスワローにしたら簡単に折れるしね。実用的にはこれくらいが限界かも。まぁパウダー専用ではないにしろこんなん作っちゃうフランクはやっぱりおもしろい奴だ。いくつもメーカーあるけど冒険するのはいつもフランクのところだね。そこがINSANETOYSの魅力なのであろう。

SKIとかSNOWBOARDでパウダー用って言うと絶対にFAT(ぶっとい)な奴だ。スワローになってる奴やなってない奴などいろいろあるがFATだ。太ければ太いほど浮力が得られて浮くからね。スクートでもこれは一緒。でもスクートの場合単に浮力が得られればいいというものではない。まず後ろが太い板だと前が沈み完全に失速する。次に全体に浮力が得られたスクートはコントロールが非常に難しくなる。フロントボードの抵抗が無くなり勝手にカウンターが当たる状態になってしまうので非常にふらつくのだ。そこで浮力を得つつ後ろを沈めるにはどうしたら良いのかというときにスワローテールが出てくるのである。スワローテールにすることにより後部の余分な浮力を逃しパウダーの中で安定を図ろうという発想だ。でもスワローテール部分は細いので折れやすいという諸刃の剣。

まぁスクートの場合フレームの重さを活かして雪を踏み潰していくのが手っ取り早いんだけどね。そういう意味でDIRTYはパウダーの中では最強!!

あとこのボードの特徴として前後のボードの間隔がとても狭い。これはフランクが前後のボードはなるべく近いほうがいいという発想のもとこういう形状になっているそうだ。昔からその発想らしいがフレームの精度が悪くて前後が擦っていた。フロントボード後端をカットすることにより干渉を無くし、さらに前後を近づける構造となっている。

ちなみにこのボードは何かに似ているのだがヒビ入んないの?と聞いたら「うちのは入らねーよ。対策済み。」という言葉が返ってきた。どうやって確認したかは知らないけど自信満々だった。
まぁ多分このボードは日本では入手出来ないだろうね。