今年の乗り物2017
すっかり夏山の人になってしまったけど今年もチョロチョロ乗りに行こうと思う。
八方尾根がオープンしたと聞きつけて慌てて今年乗るマシンを組み上げた。
フレームはコレ。スノーモトの青いやつ。部屋で見るとド派手過ぎてちょっと引くけどゲレンデで見るとまぁおかしい色ではない。写真写りはいいと思う。
ヘッドチューブにThe Metal WorksのロゴがCNCで掘られている。いい感じ。

デッキの滑り止めはピン。普通のデッキパッドもある。スリッパで乗ったらガッツリ食いついた。俺はストラップを付けるからガッチリ滑らないピンはちょっと怖いけど新しいものはとりあえず使ってみよう。デッキのピンを見ると松浦さんを思い出す。
あとシートは使わない人なので取りはずす。シートの取り付ける穴周辺でピンクラインが途切れているのが気になるのでペイントしてみた。
ガッツリマスキングをして下地から作るよ。下地をしっかりすれば蛍光ピンクの発色はさらに良くなる。
あかん。表面コーティングのクリア買うの忘れた。そのうちパリパリ剥がれてきたらやだなぁ。
とりあえずこんな感じ。
シートが付いている方が見た目のバランスはいいね。
ボードはThe dayのニューボード「Super Fish」
設計と少しだけテストに関わっています。去年は忙しすぎて途中からはSAIのシンゴくんに調整はお願いしました。
flying fishともPowder Masterとも違うコンセプトで設計しているので今までのボードのモデルチェンジとは違います。
常に最新のボードが必要ということは無くて、どれか1本持っていればパウダーは楽しめると思うよ。
ただ「パウダーも滑れるボード」と「パウダーを滑る為のボード」というのは雲泥の差があるよ。
ボードについてはそのうち、ちゃんと書こうかと思っています。
Myth of WAX
ワックスを塗っては剥がす、塗っては剥がす。僕はワックスの削りカスの中に埋もれていた。
どうせ粉まみれになるのならばパウダースノーの中に埋もれていたい。
この作業をいつもしていて思うのだが、溶かしたワックスの99%は剥がされてゴミ箱送りになっているのじゃないか?99%はソールに染み込む事が出来ないのではないか?まるで卵子と結合できない精子のように。ワックス剥がす為にシコシコしてるくらいだったらセッ◯スしてたい。などと不毛なことを考えている。
この記事で言いたいことの99%は言い切ったのだが、それでは捨てられる99%のカスと同じく不毛な記事となってしまうのでここからリカバリーするが、ワックスを何度も入れて剥がしてという作業を繰り返すと確かにソールが出来上がりピカピカに仕上がる。それは芸術的な輝きだ。(実際はしっかり剥がしてブラシとクロスで磨いてあげれば見た目的には1回のワックス作業でピカピカになる)
ワックスの原理は検索すれば山ほど出てくるので割愛するが、何回もワクシングをするという作業の本質はソール材の隙間の奥の奥まで、すべての隙間にワックスを染み込ませることにある。僕は目で見たことは無いのでワックスの専門家の説明をそのまますると、ソール材は熱を加えると繊維の間の隙間が開きその隙間にワックスが染み込んでいくということらしい。
ではワックスに熱を加えた後に毎回剥がすという作業は何のためにあるのだろう?この作業には意味はない。あるとすればこんなに親指が痛くなるほどスクレーピングを繰り返しているのだから滑ってくれるに違いないというプラセボ効果である。
それではどうすれば良いのか?
ワクシングペーパーを使ってソールを焦がさないように満遍なくワックスを塗る。ワックスを剥がさずに少し放置。そして再び加熱してワクシング。この時前回使ったワクシングペーパーを使えば、新たなワックスは必要ない。またソールを冷やしすぎてしまうと折角開いた隙間が閉じてしまうのである程度冷えたところでワクシングしてあげるのが一番効率的であろう。
この作業を何度も何度も何度も繰り返す。理論的にはワックスは奥の奥、隅々まで染み込んでいくはずである。気が済んだところでスクレーピングして剥がしてやればいい。何度も剥がさなくてもいいので経済的にも体力的にも時間的にも効果的である。硬さの違うワックスを入れたければその上から入れてやればいいが、経験的には硬めのワックスをしっかり入れてやれば1種類で十分である。
以上でベースを作る作業は終了。あとは雪質にあったワックスを入れてあげよう。ホットワックスじゃなくて簡易ワックスでも良い。
こんだけ手間をかけて作業してもワックスはあっという間に抜けてしまうので抜け切る前に再度ワクシングをする必要がある。ワクシングとはなんとも不毛な作業である。
ちなみに俺は高専スキー部時代から数え切れない回数ホットワックスをしてきたが、たどり着いた結論は「簡易ワックス最高!」である。
バックカントリー
バックカントリーは普段滑る時と違って特別な装備が必要になる。むしろ使わないで帰ってくるに越したことはない物も多い。
三種の神器と言われるビーコン、ショベル、プローブ。ビーコンはだいぶ古くなったのでそろそろ買い替えたい。
予備のグローブとゴーグル。予備グローブは防寒テムレスご愛用。
山域の地図
万が一暗くなってしまった時のためにヘッドライト
登りでゴーグルをしていると曇ってしまうのでサングラス
ボードの前後をつなぐためのクライミングスキンの端切れ(40cmくらいは欲しい)
写ってないけどスノーシュー
その他。。。
正直三種の神器は神器でもなんでも無くて知識がないと単なる死体発見装置にしかならない。
使うための知識の勉強と日々トレーニングである。使わないために勉強が必要。
バックカントリーは連れて行ってもらうものでは無くお互いで助け合わないといけないので、むやみに勧めたり、あまり技量のわからない人とは行きたいと思わない。同行者がどんな滑りをするのか、俺が流されたら助けてくれるかとか判らないと一緒に行くのが怖い。
ブッシュ
もうこれ俺がスノースクート始めた頃からずっとずっと永遠のテーマみたいになってる”ブッシュ”
そう、フレームとボードをつなぐ大切な部分。
ネット界隈ではまたブッシュ談義が熱くなってきてるみたいだけど、正直最近結構どうでもよくなってきてる。
flying fish, Powder Master ,今年のALL DAYに乗っている限りフラット調整をシビアにしなくなってもよくなったのとフレームの精度が良くなったの大きい。だいたいフラット出しておけば大丈夫。ネジ1/4回転締めてどうのこうのとか、ここは1mmあげてとかはやってない。(初代ALLDAYはスクートに付けるとちょっとシビア)
ブッシュの動きは伸びすぎなければいいかなぁって感じ。JykKのノーマルブッシュでいいんじゃないかな。一緒に入っていた手が切れそうな薄いプレートをリヤボードの前側に入れて使ってる。ここの動きが抑制できれば他は特に気にならない。スノースクートでもスノーモトでも特に変えてない。同じブッシュ。みんなみたいに厳密にいじっていけば少しは変わるかもしれないし、そういう楽しみもあるけどね。
しょっちゅうボード交換するからSASシステムは便利です。

しかしこのサイトも気がつけば16年目か。。。飽きずによくやってるなぁ。
























