カーブボードレビュー
はい。遅くなりましたが力一ボードのレビューです。正月に購入してからいろいろセッティングをいじってやっと普通に乗りやすいマシンになりました。今までで一番セッティング出すのに苦労しました。
まず最初のセッティング
フレーム JykK 03STYLE
Fボード JykK 力一ブボード
Rボード JykK 力一ブボード
ステム Whytetrash PROSTEM50
ハンドルバー ANSWER BMX RACE BAR(アルミA7005、低くて狭くて長年使ってるから垂れ気味)
ブッシュ 専務特注ゴムブッシュ(固め)
基本的にセッティングはStyleボードを付けていた時と変えずに乗りました。
雪質 パックされた圧雪バーン、アイスバーン、急斜面?緩斜面
まず見た目。カーボンがかっこいい。所有欲が満たされる。
乗った感想としては、雪にガッツリとエッジが食い込みカービング感覚が味わえる。ただしカービングするにはある程度の倒しこみが必要。ノーマルシェイプのボードに比べ倒し込んでもエッジの抜ける感覚が無い。どこまで倒し込めるか試したがかなり行ける。ただしかなりの力が必要。これはフロントボードの形状の影響がモロに出ている。トップからテールにかけてだんだんと細くなってきており、この形状せいでカウンターを当てるような感じに勝手になってしまい、スクートが起き上がろうとするのである。INSANE TOYSの01DIRTYのフロントボードと同じ動きをする。CROSSボードだと多分もっとカウンターが当たるようになるんだろうな。ハンドルを切るのと起き上がろうとするのを押さえる為に結構力を使う。これが一番気になった点であった。フロントボード後ろ側が引っかかる感覚が嫌でこの形状にしたらしいが手前のRを大きくしたり思い切って手前側をカットするような形状のほうが引っかかりは無くなる。それ以前に俺は引っかかりをリカバリーの為に使っているからノーマルシェイプでも特に不満は無しだった。
リヤボードは結構いい線いっている。前にも書いたがエッジがしっかりと食い込むので一度エッジが嵌ればレールに乗ったように切れるターンが出来る。これは病み付きになる。鬼のように倒し込んでテールが抜けてもテール側に力を入れてやるとまた食い込みリカバリーがしやすい。これにはかなり感動した。板は俺的には固く感じた。どんどん前に走っていくという感じ。あと前乗りしているだけではカービングターンにはならない。ターン弧にあわせてトップからテールに圧を移動させてやるといいと思う。多分これが一番板のコンセプトを生かす最先端の滑りだと思う。というか昔からこの滑りしてるし。後ろに圧を移動させるといっても後ろ乗りになるわけではなく腰の位置は後ろにずらさず内足小指側からかかとにかけてエッジを感じるように移動させてやると良いと思う。つま先というより小指の付け根を意識して、つま先に乗るだけだとこのボードは倒し込み辛い(詳しくは我満隆のスクートテクニックで)。この乗りかたをすればしっかりと力一ブボードのポテンシャルを生かせると思う。リヤボードの性能はかなりよい。唯一残念な点とすればフレックスが硬くて普通に遊びながら滑るにはちょと辛い。でもオールラウンドなボードを求めて買ったわけではないので無問題。
まとめ
良い点
エッジの食いつきに感動。
リヤが抜けたときのリカバリーがすごくしやすい。
板が前へと走る。
苦手な点
ターンが重い。ショートターンが辛い。
フロントボードの挙動。
ちょっと硬めで遊びながら滑るのにはちょと向かない。ただしクルージングは超快適。
で、色々試した結果最終的にはフロントボードはノーマルシェイプに戻しハンドルを少し前にしてブッシュを柔らかめなのにしました。これが俺の中のこのボードのベストセッティング。まだ力は使うけどこれはエッジが食い込んでいるのだから当たり前。でもノーマルシェイプのほうがカウンターは当たらないしターンの切り替えも軽くなる。
力を使うと言っているが低くて狭いハンドルを使っている俺が間違っている。低く狭くすればするほど滑るのには力が要るからね。本当はGMN BAR2あたりの高いハンドルと組み合わせれば快適ライディングが出来ると思う。いま低いハンドルがはやってるのは見た目格好だと俺は理解している。
と全然文章がまとまらなかったがそんな感じでした。一言で言えば「いい板」である。