この写真の情報量

2003年11月16日 at 2:58 AM


googleのイメージ検索で色々調べてて見つけた一枚。昔よくこれ系がサイクルショーに出ていましたね。んで飛んでる写真ははじめて見たんですけどこのちっこい4KBのGIF画像に中には情報量が色々詰まっているわけで、サスペンションがRockShoxでとか多分ヨーロッパだとか撮ったのは春だとか・・・。でもまあそんな事は特にどうでもよく、このライダーの飛んでる姿勢に注目してもらいたいんですけど・・・。腰の位置、上体の姿勢、腕の曲げ具合などなどすごくいい姿勢です。そして足首の伸ばし具合。これ結構重要で飛ぶときに足首曲がっているとまあ大抵まくれるんですね。入れるトリックにもよるんで一概には言えないんですけど棒ジャンの時ということで。特にクロスの時なんてみんなまくれまくりです。で飛び出す瞬間に足首を曲げて吸収じゃなくて足首を伸ばして軽くつま先立ちしてやると腰の位置が微妙に前に出て綺麗に放物線を描いちゃって気持ちいエアーが出来たりするわけです。まあここら辺は俺みたいなヘタレが語るより適した方々にお任せして、俺みたいなヘタレな頭でっかちはこれを道具でカバーできないかと考えてみたりするわけです。んで3年ぐらい前に思いついたのがペダル。デッキじゃなくてペダルにするの。これを思いついたのはノーストラップで滑ってた時で結構素直に飛べるし乗ってる位置をすごく意識できたんですよ。なんでだろ?って色々分析したらポイントは足首にあったわけで。で今の構造のストラップの足をしっかりとホールドする弊害にも気づいたわけでストラップでしっかりホールドされつつ如何にカカトを上げて前傾(正確に言うと真ん中)をキープできるかって考えた結果がペダルシステム。作ってないから何とも言えないけど多分いけるとずっと思ってたんだけどこの写真を見て確信に変わった。まぁペダルだけでは絶対に滑りずらいのでそれを解消する方法も考え済みなんだけどね。まぁそれはそのうち。

SALOMON PILOT SYSTEM

2003年11月13日 at 1:24 AM

11月5日の日記で書いたサロモンのパイロットシステムの写真。

ビンディングは普通上からネジを板に突き刺すのだがこれは横からさしている為板が素直にしなるという理論に基づくもの。2001年にスイス行ったとき結構テストしていて我満とあれいいねと言っていたのを思い出した。2002年に市販化された。でもこれだとたわみ過ぎるのか翌年からは板とビンディングの後ろのほうの間に振動吸収材のようなブッシュが入るようになった。当時のサロモンの説明を思い出したのだが板の後ろをたわませると言うより板の中央部、足の真下の位置のたわみの重要性を説明していた気がする。ほらスクートってみんな板のたわみって言うとテールのこと言ってるじゃん。単なるたわませるだけじゃ全く意味ないんすよ。たわませたいだけだったら柔らかい板付けりゃぁいいしね。重要なのははじかれない程度にしっかり雪に食いついてくれる板の硬さとフレーム構造。

板のしなり

2003年11月5日 at 3:14 AM

最近リヤ板のしなり(フレックス)は程々でいいんでないかなと思う。
3年位前板はたわんだ(しなった)ほうがいいと思いサロモンのPILOT SYSTEMっていいなぁって思った。浜さんところでカービングキットって作ってるでしょ。あれ(TYPE2以降)は基本的にはPILOT SYSTEMと同じ構造で我満と先越されたねと言っていた。重いのが嫌だけど悪くは無い。でもよく考えてみよう。何でカービングキット付けてる人ってみんなCOMPとかの硬い板付けるんだろう。せっかくたわませる構造のカービングキットなのに・・・。RIDEの板付ければもっとたわむじゃんってね。でもカービングキットのメリットって実は板のたわみ使えるとかじゃなく捻じれ(トーション)をおさえることにあるんだと思う。だからみんな固い板を付けるんじゃないのかなって。ちなみにホームセンターで売ってるゴムブッシュのほうがカービングキットよりたわみます。でも潰れる側にも動くし板の捻じれも気になります。振動は結構拾ってくれるから嫌いではないけど俺の場合体重があるから固めのゴムじゃないと辛いんだよね。カービングキットはダイレクトに力が伝わる分雪面からの衝撃もダイレクト。
一番最初にしなりは程々でって書いたけどそれはリヤ板の後ろの取り付けから後ろのテールのお話。
逆に積極的にしなってほしいのは足の真下。リヤボードの取り付けの間部分。ここがしなると結構振動吸収してくれる。一時期エッジを少しでも噛ませるために土踏まずの真下のフレームとボードの間にブッシュを入れてしなりを制限してた。確かにエッジはダイレクトに食い込むんだけどすごく疲れた。だからはずした。ここは積極的に動いたほうが良いらしい。
あとカービングキットを付けてる人の滑りの特徴。ターンの時カービングしてない人が非常に多い。斜滑降部分では切れてるんだけどね。ONとOFFの滑りになってて間がない人が多いんだよね。もしあなたが目指す滑りがカービングターンならばそこんとこ気をつけて滑ってみるべし。カービングはやっぱり加藤君あたりが一番上手いと思う。滑ってたゲレンデが中山峠でスキー場が面白くないからカービングターンを極めるほうに走ったらしい。逆に対極が我満。八甲田にカービングは必要なし。って滑りをする。でも我満はカービングも上手いよ。

デッキ構造について

2003年10月26日 at 2:49 AM

今日ムラサキスポーツにちょろっと用事があって行ってきた。かなり良さげなデッキ&ストラップ構造を思いついた。今のフレーム構造じゃ無理だけど・・・。かなりフィットするし、足の出し入れもしっかり出来る良さげな構造。そのうち落ち着いたら図でも描きます。と書いておかないと俺が忘れそうだから書いておいた。

2004モデル

2003年9月6日 at 11:41 PM

JykK Japanの04モデルは微妙にマイナーチェンジしてるんだね。
・デッキ幅10mm幅広に
ボードブーツの人には嬉しいお知らせかもね。俺的にはデッキの広さは十分だったのだが・・・。俺は・・・どうでもいいかも。

・フロントフォークのガゼットが後ろ側にも
おれはプレート後ろ側が曲がってきたことは無いけど2000年モデルあたりの人は曲がってきてる人はいましたね。でも去年モデルは溶接の際の熱歪で滑る前から歪んでた。後ろまで歪むことを考えると・・・・。Fフォークのプレートが今年は1mm厚く変更してることを祈ります。あと今年こそフォークの長さが長すぎませんように。4年来の祈り。(というか生産前に図面しっかり読んで、出来た製品はきちんとチェックしないとね。そのまま出荷してあとで台湾のせいにしても…。

・パッドからブッシュへ
うちら昔からやってるけどやっとブッシュになるようです。クロスゲームバスターズ付けるのかなぁ?乗ったこと無いから分りませんがゴムは良くテストしたほうがいいですよ。でもあのパッドよりはましか。insaneのサイレントブッシュとは違ってオーソドックスにブッシュの中心に穴が開いてて中にいつもの長芋ネジが入る構造ですかね。サイレントブッシュは横方向の動きに弱くて千切れると言ってましたね。僕はオーソドックスなほうが好きです。クロスゲームバスターズだったら専務が「まあまあいいかも」とか言ってたような気がした。つまんだ感じは柔らかかったけど硬いゴム好きの俺には合うのだろうか。気になる一品である。クロスゲームバスターズは那須野さんの知り合いの教授が開発をしたらしい。那須野さんと宮川君が付けてて宮川君はマスターズ2勝してるしね。振動吸収は良さそう。あとは反応のクイックさが気になるところ。ここまで書いて単なるブチルゴムだったらどうしよう・・・。

・パウダーガード廃止
あっても結局デッキにたまる雪。というか世の中のスクート乗りの9割が体験したことの無いと思われるパウダー。そんな状況で必要ないんじゃん?という発想のもとに廃止されたのかどうだかは知らないが無くなるみたいですね。まああそこあると溶接の熱歪が大きくてフレーム単体で置いた時ガッタンガッタン言ってたからまぁ無くなって良かったんじゃないですかね。ステッカー貼るスペースが無くなるけど。あそこって写真写るとすごく目立つからステッカースペースには最適だったんだけどまあそんだけの理由で歪んだり重くなったりするのも変だしね。でもアレがあっても全然精度は出せるんだけどなぁ。結局最後は力業で歪みを修正してるだけだし・・・。あれのせいで精度が絶対出せないというのはメーカーの現地指導の怠慢さから来ています。だってMTBの高いのだって台湾製だし。

・トップチューブの形状
おととい書きましたがこれでグリップが良くなるかどうかは疑問ですがああいう形状は嫌いでは無いです。どちらかというと好きです。っていうかあんな後ろをグリップするようじゃ超レイク乗りのような気がするのは俺だけか?

・Ride廃止
商標の関係らしいですけどOneに統合って感じでRideが無くなったらしいです。知ってる人だったらいいけど知らん人が見たらRideが安くなったっていうよりOneが値上げしたって感じないのかなぁ・・・。結構お買い得だと思います。へたしたら一番乗りやすいモデルだし。高いモデルは乗り味が良くなるというよりピーキーな乗り味って感じ。そこが上級者モデルに乗ってるという所有欲をそそらせるのかも。

とまあマイナーチェンジしてるみたいですが軽量化信者の方には気になる重量はいくつなんですかね?俺的に重要なのは持った時とかリフトに乗ったときとか車のルーフに積むときに軽く感じるスクートじゃなくて、滑った時に重量は軽いけど滑りが安定する(表現は難しいが)スクートに仕上がっていればいいなと希望。だってこんだけ軽量化しても雪付いたら激重だもん。(まあ全然期待してないですけど。多分想像範囲の中に納まっていると思うが。)
ところでインセンとかその他のメーカーは今年出すんすかねぇ。もうスポーツ店には冬用品並んでますよ。やっぱ6月発売のボードとかスキーのカタログに載せれるくらいのタイミングで発表して欲しいものです。

2000東京サイクルショー

2000年11月5日 at 6:42 AM

『2000東京国際自転車展』通称サイクルショウに行って参りました。スクート関連では『SNOWSCOOT(R)』(JYKK JAPAN),『INSANE TOYS』(プロト・タカトテクニカ・東洋システム)の2ブランドとカーキャリアの『TERZO』が出展していました。我満先生と2000KAMENと一緒に徹底調査してきました。

『SNOWSCOOT(R)』(jykk japan)ブース
 NEWモデルが全種類全色展示してありました。
なんと言っても今回の目玉はやはりコンパニオンのお姉さまでしょう。失敗したことに3サイズ等詳細なスペックを聞いてくるのを忘れてしまった・・・。ちなみにカメラ小僧がひっきりなしにやってきていました。サイクルショーにもいるとは恐るべし。
 今年モデルの基本形状は去年モデルと一緒だが、トップチューブの形状が涙滴形状となり、ハンドルバーの高さもモデルに合わせて変えてある。今年のモデルの特長はボード。以前に比べてサイドカットの中心が後ろになってます。これで鬼カービングも夢じゃない?ちなみにオーストリア製ボードで滑走面等のボードの品質は上々。その他ダイネーゼのプロテクター・ウェアー等も展示してありました。

使用前
もう一つの目玉、スノースクート用グローブ。スキーグローブ等革グローブだとハンドルを握っているとすり減って穴が開いてしまうというということがあったが、このグローブは必要なところが補強されている。必要以上に補強が入っていない分軟らかくてはめ心地は極上。左手人差し指にはゴーグルワイパー付き(黄色丸部分)。レンズ外側の曇りや水しぶきをきれいに除去できる。これは一回使うと病みつきになるぞ。
使用後
でもワイパーはあまり使いやすい位置に付いてなかったりする。手のひらのプロテクターもハンドル握るさい邪魔だったり。あと寒い・・・。
やはりスキー用が最適かとおもふ。

『INSANE TOYS』(プロト・タカトテクニカ・東洋システム)ブース
 スクートの考案者フランクが起こしたブランド『INSANE TOYS』、カーボンモデルの『COMPO』を除いた全モデルが展示してありました。JYKKのコンパニオンに対抗して(違うっちゅうねん)こちらはフランク&アランがやってきていました。

左からフランク、アラン、2000KAMEN(写真だと分からないがお互い言葉が通じないため好き勝手なことを言っている)

INSANEモデルの実物を目にするのは今回がはじめてとあって我満先生・2000KAMEN・あんそにの3人で他の客お構いなしにいじくりまくってきました。噂の『Dirty』ブルー・ブラック共にありました。ブラックは渋めでかっこいいぞ。(勝手に)乗ってみた感想としてはボードが硬いということとフレームの形状が気になるという2点。ボード硬さについては他のモデルと共通している点があるので後で書くが、フレームの形状。デザイン的な好みは個人差があるのでいいが、スネでグリップ出来ないのである。言うならばくるぶしグリップしか出来ないのである。外人的にヒザを閉じずに滑る人は問題ないのだが、スネでフレームをグリップして滑るというスタイルの人はまず手こずるだろう。ちょっと癖がありそうな印象がありました。
『Base』(オレンジ)『TnT』(ホワイト)『Kid』(水色)
『Base』及び『TnT』は基本的には去年の『Ride』『Style』にあたるモデル。基本的には変更無し。ちなみに『TnT』はクロスレース用でボードの太さは細めでクイックな切り返しをしやすく設計されており、素材はクロモリとアルミの2種類がある。TnTはフロントボードの固定方法がちょっと去年と変わってました。『NEWラバーアッタチメントシステム』と言っていた。説明しにくいっていうか文字だと説明できないので省略。実物を見る機会があったら見て下さい。
『Kid』Baseを30%ダウンサイジングしたお小ちゃまモデル。小さいうちから乗せて将来のチャンプを育てるもよし、自分がスクートに行く口実に家族サービスで子供を連れて行くもよし。人物対比は写真の通り。ストラップにボードのブーツだと乗り切らないのでは?という疑問あり。ちなみにスニーカーでも入りませんでした。ストラップ弛めても両脇からはみ出そう。このモデルを買うときはブーツも一緒に考えましょう。

『第一回スクート界の未来を語る会』(手前より2000KAMEN(素顔がばれるとヤバイので目線入り)、我満先生、あんそに(一番奥で爆睡中))
ニューモデルをいじくりたおした感想
3人で話していて一番出てきたのがボードの話。INSANE TOYS(おフランス製、以下INSANE)のボード基本的に硬いです。非常に・・・。ボードの厚みは8mm位ありそうな勢い。『乗りこなすにはテクニックとパワーが必要そう。』(我満)。Dirtyに至ってはサイドカットがありません。フランクはサイドカットはいらないと言っていたみたい。BaseとTnTも基本的に硬めでサイドカットがあまり無い傾向です。外人滑りでないときついンでないかな?と言うのが率直な感想。『SNOWSCOOT(R)』(jykk japan製、以下(R))のほうは逆にサイドカットを使う設計となっている。多分作っている場所の雪質やテストしている人の体格やライディングの違い、考え方が設計に表れているようです。『Dirtyのフロントボード太すぎ』(2000KAMEN)パウダーではその実力を発揮してくれるでしょう。印象的にはDirtyは普通の人にはおすすめ出来無そう。スネグリップも出来ないし。パワーがあって他のモデルである程度乗りこなせてパウダーとかパークとかを中心に行く人にはいいでしょう。『INSANEのモデルの中で個人的にボードの硬さが好きだったのがKid・・・。』(あんそに)2000KAMENも同じ様なこと言ってました。踏み込んだときにフレックスをすごく感じました。だからといって大人じゃまともにKidは乗れないけどね。横乗りとかは楽しそう。かわいいし。あとフレームとボードの間のスポンジ素材がINSANEは去年と違っていました。厚さも厚くなっていたし。2社とも形は似ていてもそれぞれのコンセプトがくっきり表れているという感じでした。まあ同じだとつまらないし非常に良いことだと思います。
まあまだ雪上で乗ってみたわけでは無いので分からないっていうのが実状ですけど・・・。早く雪降れ。

●番外
BMX界のヒーロー、ジェイ・ミロンのテールウイップ360とバックフリップ。かっこよすぎ。『そりゃあリハビリ中の肩も上がるっちゅうねん』by我満