パウダーボードを作ろう「きっかけ編」

2012年2月13日 at 3:25 PM

※最初にお断り。ここでのパウダーは広義の新雪・深雪のこととしておきます。本当のパウダーなんて北海道にしかほとんど存在せず、僕の住んでいる白馬でもシーズンに数日あればいいほうです。

今シーズン、スノーバイク界隈のごくごく一部でパウダーボードが大流行。数日、数時間の為にボードをハンドメイドで自作する者、スノーボードをぶった切る者などが現れております。そんな猛者どもの末席に私も加えさせていただければということで数年温めていた(腐らせていた)ボードの材料とアイデアを使って自作してみようと思います。これはその記録である。

まず最初に自作しようとしたキッカケは昔からの知人Banya Craftさんに5年ほど前にハンドメイドスキーの話を聞いたのがはじまり。当時東京で仕事をしていた僕は4年前に白馬に帰ってきてすぐボードの材料(ソール材、エッジ、ガラス繊維などなど)を海外から取り寄せたのだけど持ち前のグーダラな性格なおかげで昨年末まで放置状態になっておりました。先シーズンにハンドメードスクートボードの第一人者Arieさんに出会い作りたい熱が再燃。今シーズン突入直前から制作を開始しておりました。

「頭で考え図面を引いて、手を動かして作り、実際に滑ってみて、壊す」

壊れないのが一番ですが、壊れることによって新たな発見があり経験値が増して次の設計に活きる。多分一番大切なことだと思っています。

ということで、これからだらだらと自作ボードをはじめスノーバイクのボードはなんぞやということを書いていこうと思っています。

滑りも考えも正解も人それぞれ。この記事をキッカケに他人の意見に流されず自分の欲しい物を見つけてもらえれば幸いです。