2000東京サイクルショー
『2000東京国際自転車展』通称サイクルショウに行って参りました。スクート関連では『SNOWSCOOT(R)』(JYKK JAPAN),『INSANE TOYS』(プロト・タカトテクニカ・東洋システム)の2ブランドとカーキャリアの『TERZO』が出展していました。我満先生と2000KAMENと一緒に徹底調査してきました。
『SNOWSCOOT(R)』(jykk japan)ブース
NEWモデルが全種類全色展示してありました。
なんと言っても今回の目玉はやはりコンパニオンのお姉さまでしょう。失敗したことに3サイズ等詳細なスペックを聞いてくるのを忘れてしまった・・・。ちなみにカメラ小僧がひっきりなしにやってきていました。サイクルショーにもいるとは恐るべし。
今年モデルの基本形状は去年モデルと一緒だが、トップチューブの形状が涙滴形状となり、ハンドルバーの高さもモデルに合わせて変えてある。今年のモデルの特長はボード。以前に比べてサイドカットの中心が後ろになってます。これで鬼カービングも夢じゃない?ちなみにオーストリア製ボードで滑走面等のボードの品質は上々。その他ダイネーゼのプロテクター・ウェアー等も展示してありました。
使用前
もう一つの目玉、スノースクート用グローブ。スキーグローブ等革グローブだとハンドルを握っているとすり減って穴が開いてしまうというということがあったが、このグローブは必要なところが補強されている。必要以上に補強が入っていない分軟らかくてはめ心地は極上。左手人差し指にはゴーグルワイパー付き(黄色丸部分)。レンズ外側の曇りや水しぶきをきれいに除去できる。これは一回使うと病みつきになるぞ。
使用後
でもワイパーはあまり使いやすい位置に付いてなかったりする。手のひらのプロテクターもハンドル握るさい邪魔だったり。あと寒い・・・。
やはりスキー用が最適かとおもふ。
『INSANE TOYS』(プロト・タカトテクニカ・東洋システム)ブース
スクートの考案者フランクが起こしたブランド『INSANE TOYS』、カーボンモデルの『COMPO』を除いた全モデルが展示してありました。JYKKのコンパニオンに対抗して(違うっちゅうねん)こちらはフランク&アランがやってきていました。
左からフランク、アラン、2000KAMEN(写真だと分からないがお互い言葉が通じないため好き勝手なことを言っている)
INSANEモデルの実物を目にするのは今回がはじめてとあって我満先生・2000KAMEN・あんそにの3人で他の客お構いなしにいじくりまくってきました。噂の『Dirty』ブルー・ブラック共にありました。ブラックは渋めでかっこいいぞ。(勝手に)乗ってみた感想としてはボードが硬いということとフレームの形状が気になるという2点。ボード硬さについては他のモデルと共通している点があるので後で書くが、フレームの形状。デザイン的な好みは個人差があるのでいいが、スネでグリップ出来ないのである。言うならばくるぶしグリップしか出来ないのである。外人的にヒザを閉じずに滑る人は問題ないのだが、スネでフレームをグリップして滑るというスタイルの人はまず手こずるだろう。ちょっと癖がありそうな印象がありました。
『Base』(オレンジ)『TnT』(ホワイト)『Kid』(水色)
『Base』及び『TnT』は基本的には去年の『Ride』『Style』にあたるモデル。基本的には変更無し。ちなみに『TnT』はクロスレース用でボードの太さは細めでクイックな切り返しをしやすく設計されており、素材はクロモリとアルミの2種類がある。TnTはフロントボードの固定方法がちょっと去年と変わってました。『NEWラバーアッタチメントシステム』と言っていた。説明しにくいっていうか文字だと説明できないので省略。実物を見る機会があったら見て下さい。
『Kid』Baseを30%ダウンサイジングしたお小ちゃまモデル。小さいうちから乗せて将来のチャンプを育てるもよし、自分がスクートに行く口実に家族サービスで子供を連れて行くもよし。人物対比は写真の通り。ストラップにボードのブーツだと乗り切らないのでは?という疑問あり。ちなみにスニーカーでも入りませんでした。ストラップ弛めても両脇からはみ出そう。このモデルを買うときはブーツも一緒に考えましょう。
『第一回スクート界の未来を語る会』(手前より2000KAMEN(素顔がばれるとヤバイので目線入り)、我満先生、あんそに(一番奥で爆睡中))
ニューモデルをいじくりたおした感想
3人で話していて一番出てきたのがボードの話。INSANE TOYS(おフランス製、以下INSANE)のボード基本的に硬いです。非常に・・・。ボードの厚みは8mm位ありそうな勢い。『乗りこなすにはテクニックとパワーが必要そう。』(我満)。Dirtyに至ってはサイドカットがありません。フランクはサイドカットはいらないと言っていたみたい。BaseとTnTも基本的に硬めでサイドカットがあまり無い傾向です。外人滑りでないときついンでないかな?と言うのが率直な感想。『SNOWSCOOT(R)』(jykk japan製、以下(R))のほうは逆にサイドカットを使う設計となっている。多分作っている場所の雪質やテストしている人の体格やライディングの違い、考え方が設計に表れているようです。『Dirtyのフロントボード太すぎ』(2000KAMEN)パウダーではその実力を発揮してくれるでしょう。印象的にはDirtyは普通の人にはおすすめ出来無そう。スネグリップも出来ないし。パワーがあって他のモデルである程度乗りこなせてパウダーとかパークとかを中心に行く人にはいいでしょう。『INSANEのモデルの中で個人的にボードの硬さが好きだったのがKid・・・。』(あんそに)2000KAMENも同じ様なこと言ってました。踏み込んだときにフレックスをすごく感じました。だからといって大人じゃまともにKidは乗れないけどね。横乗りとかは楽しそう。かわいいし。あとフレームとボードの間のスポンジ素材がINSANEは去年と違っていました。厚さも厚くなっていたし。2社とも形は似ていてもそれぞれのコンセプトがくっきり表れているという感じでした。まあ同じだとつまらないし非常に良いことだと思います。
まあまだ雪上で乗ってみたわけでは無いので分からないっていうのが実状ですけど・・・。早く雪降れ。
●番外
BMX界のヒーロー、ジェイ・ミロンのテールウイップ360とバックフリップ。かっこよすぎ。『そりゃあリハビリ中の肩も上がるっちゅうねん』by我満